夏から秋にかけて東京へ旅行する計画を立てる人は多いです。しかし、実際にお盆休みやシルバーウィークを利用して旅行の日程を組んだとしても、旅行前日や出発当日に台風が直撃してしまい、せっかくの旅行をキャンセルしなければならない場合もあります。
台風によって旅行が中止になってしまった場合には、予約しておいた列車の切符や航空券、ツアーなどのキャンセル料がどうなるか気になりますよね。以下で詳しく解説します。
台風によって東京に行けない可能性がある場合、まずは利用する予定の鉄道各社に問い合わせてみましょう。鉄道会社によっては、台風の進路を考慮して列車の運休をあらかじめ決定することがあります。その場合には、手数料無料で運賃を払い戻ししてくれます。
また、運休が事前に決まっていなかったとしても、台風の進路によっては手数料無料で運賃の払い戻しに応じてくれる場合もあります。そのため、鉄道各社のホームページなどを確認することが重要となります。
運休が決まった場合には列車が動く見込みは無いのですが、運転見合わせの場合だと台風の進路状況によって列車の運転を再開する可能性もあります。その場合には駅の窓口に相談しましょう。もし後続の列車に空きがあれば、新たに座席を取り直してもらえます。
場合によっては指定席から自由席に変更になる場合もありますが、その際には差額を返金してもらえます。
ただし、指定席特急券を変更しないまま別の列車の自由席を利用して東京に向かった場合、差額については返金されないため注意が必要です。また、台風によって列車が2時間以上遅延した場合に特急や急行料金の払い戻しを要求できることを押さえておきましょう。
例え時間がかかったとしても、東京に到着ができた場合には乗車券の部分については払い戻しの対象にはならないので気をつけておいてください。さらに、列車が台風の影響によって途中で運転を休止した場合、旅行自体を中止したり、後続の列車で東京まで向かう、などの選択肢がありますが、駅員や窓口に相談することが大切です。
最後に払い戻しの方法ですが、これは事前に支払った決済方法に従います。よって、事前に現金で支払ったのであれば現金で、クレジットカードで支払ったのならばカード処理によって払い戻しがなされます。もし旅行会社を通じてクレジット決済をした場合、駅の窓口では払戻すことが不可能となります。
その場合には、運休証明の印を切符に付けてもらい、その後購入した店舗で払い戻してもらいましょう。また、運休が決まった場合、当日の駅の窓口は払い戻しを求める人でかなり混雑します。しかし、証明をもらえば窓口で切符を購入した人も運賃の払い戻しを後日請求することができるので覚えておいて損はないです。
ただし、払い戻しの期間は決まっているため、期間内に窓口や電話で問い合わせるようにしましょう。
多くの航空会社では、例え台風が近づいているという情報があっても運行するかどうかはギリギリまで決めません。大抵は出発日の前日辺りに運航の可否を決めるため、利用する航空会社や空港のホームページなどで確認しましょう。
予約している便が欠航になっていない場合には空港で待機する方が良いのですが、台風の進路などによって直前に欠航が決まったり、時間を少しずらして出発する可能性があることに注意しておきましょう。もしも台風によって予約していた便に遅延や欠航が発生した場合には、振替便、又は払い戻しを手数料無料で要求することができます。
振替便は予約した便と同じ航空会社やそのグループ会社の便が対象で、別の航空会社を予約する場合は一旦払い戻しを行ってから再度予約しなければなりません。また、振替便がすでに満席の場合には後日出発の便に変更になることもあります。
その際に必要な交通費や宿泊料は自費となるので気をつけましょう。航空会社や路線、運賃などによって振替便の予約や払い戻しの方法などは様々です。台風の際に各航空会社がどのように対応するかはホームページで確認することができるので、事前に確認しておくといざという時に役に立ちます。
ツアーの場合には、各旅行会社によって対応は異なります。前々から中止を決定する場合もあれば、出発のギリギリになってから中止をするかどうか決める会社もあります。ただし、どのような場合でも台風によるキャンセルに関しては手数料なしで対応してもらえることが多いです。
払い戻しの際には事前に受け取ったチケットなどの書類を全て提出しなければならないため、キャンセルになったからといって捨てずにしっかりと保管しておきましょう。
台風で旅行がキャンセルになったときには、もちろん手配したホテルもキャンセルしなければなりません。旅行が中止になると判明した時点で速やかにキャンセルの連絡を入れましょう。また、旅行会社を利用して手配したホテルであっても自分でキャンセルの連絡をしなければならない場合もあります。
そのため、台風の心配があるなら事前に旅行会社に確認するのが良いでしょう。キャンセル料に関しては、列車や航空券とは異なり一概に無料というわけではありません。
台風のようなやむを得ない場合でもキャンセル料が生じる場合もあるので、気をつけましょう。
また、キャンセル料は出発の直前になればなるほど高くなってしまうため、台風によって旅行が難しいと判断したら早めに連絡することも大事です。
東京旅行の途中で台風に遭遇してしまった場合、列車や航空券などのキャンセルは先述と同様の手続きが必要となります。また、ツアーの場合にはまず旅行会社に連絡するようにしましょう。連絡先に関しては、出発前に航空会社から配布される資料の中に記載されています。
もし予定していた期間を早めて帰る場合には切符や航空券を新たに購入しなければいけないので、注意しましょう。また、当日の振替便に空きがなく、後日の振替便になってしまった場合は自費でホテルを確保する必要があります。
このときにかかる宿泊代などの費用も各自で負担しなければなりません。さらに、ホテルを確保できなかった場合は空港に宿泊する可能性があることも覚悟しなければなりません。そのため、台風による列車や航空機の運休を知ったら早めにホテルを確保するようにしましょう。
旅行予約サイトを利用すると、当日に宿泊できるホテルを調べることもできるので、うまく活用しましょう。